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美容・水素関連の用語集をかみくだいてまとめてみました

近年、化粧品、美容品、美容関連機器では世の中の関心や需要に答えるべく、専門的な用語が使われていることが多くあります。

よく聞く成分だけど、どういう素性で結局どのように働くのか、知らないまま利用していることも多いのが現状です。

ここでは、それらの「専門用語」を可能な限りかみくだいて、日常の生活と関連付けてもっと身近に感じられるような説明を心がけてみようと思います。


さらに説明が必要などご意見がありましたらお知らせくださると幸いです。

水素

近年水素が健康機器、飲料はもとより医療現場でも注目されています。ここではその理由を用語の説明とともにひもといてみましょう。

活性酸素の除去

様々な病気の原因と言われている「活性酸素」、その中でも電子的に不安定な「スーパーオキシドアニオン(酸素分子に電子が余分についているもの)などの超酸化物」は体の細胞を酸化(錆)させ老化を早めてしまうと言われています。
これに対し、水素は体内の「活性酸素」と反応して、無害な水となり排出されます。

ストレスの多い方や、たばこ、飲酒の多い方、酸化された食品の飲食(ファストフード、スナック菓子、インスタント食品等)、紫外線、大気汚染、農薬は活性酸素を体内発生させると考えられています。

健康に生活を続けるためにはこの活性酸素を除去する事を意識することも大切です。。

高い生体安全性

水素吸入に関しては飽和潜水用タンク用途で長年利用されていることがあります。また、心肺停止時の水素吸入が快復後の脳障害を低減する報告がされ、慶応大学病院で治療が始まっているなど水素吸入に対しての安全性は確認されています。
ただし、爆発性のあるガスのため、10%以下の濃度とすることなど使用時の運用には注意を守る必要があります。

水素摂取のめやす

水素を取り入れる場合、吸収効率の目安として下記が言われています

水素水を飲む       =1倍
水素風呂に入る(経皮吸収) =100倍
水素を吸入する      =1,000倍

このことより、水素吸入が手軽に効率よく水素を取り入れやすいことがわかります。

また、水素分子はとても小さく、プラスチック等は容易に透過してしまうためペットボトルでは保存は出来ないと言われています。
アルミパウチ等で完全密封された商品を選択するようにしましょう。

当方で扱っている「I・TEC DDS SUPPLEMENT 高濃度水素水」は4層アルミパウチ+水素バリアキャップ構造で完全密封されています。

間葉系幹細胞培養液または培養上精

たくさんの言葉が合わさっていますので分けて説明します。

間葉系幹細胞(かんようけいかんさいぼう)

生体内に存在する幹細胞の一つで、中胚葉(ちゅうはいよう)由来組織(骨、軟骨、血管、心筋細胞)に分化(ここでは細胞分化すなわち機能の異なる細胞に変化すること)できる能力を持つ細胞のこと。

培養上精(ばいようじょうせい)

細胞を増殖したのち遠心分離機で分離した上澄み液のこと

ヒト臍帯幹細胞順化培養上清液

幹細胞の中でもヒトの臍帯血(さいたいけつ)由来の幹細胞を使用して培養遠心分離した上澄み液

皮膚の構成

皮膚は上図のように大きく分けて表皮(ひょうひ)と真皮(しんぴ)にわかれます。
表皮はさらに「皮脂膜」「角質層」「顆粒層」「有棘層(ゆうきょくそう)」「基底層」の5つに分かれます。

皮脂膜

皮膚を守るためにできる汗と皮脂が混ざった膜で、角質層の水分蒸発を防ぐ働きをしています。
反面、化粧品の侵入も防ぐ働きがあるので、皮脂を取り除いてからケア用化粧品を塗布することが必要です。
また、洗顔後15分で再生されると言われており洗顔後すぐのケアが大切なことがわかります。

角質層

ケラチンとも呼ばれる硬いタンパク質の層のこと。
死んだ細胞が硬化している層でこれが剥がれ落ちるのがフケ、垢となります。
そのサイクルをターンオーバー(年齢+8日)といいます。

皮膚を守る構造をしており薬品や化粧品が侵入することを防ぐ働きがあるので、適切に角質を除去することがケア化粧品の賢い使い方といえます。ケア化粧品を使用する前に角質ケア用ピーリング剤などで優しく取り除くことが大切です。

顆粒層

ケラトヒアリンとラメラ顆粒といわれる顆粒が存在し紫外線などを反射する働きがあります。

有棘層

「ゆうきょくそう」と読み、表皮の中で一番厚い層です。角質化はこの層で始まります。

基底層

角化細胞が角化を、色素細胞がメラニン色素を生成します。表皮と真皮を接着する働きが有り、細胞外マトリックス(細胞間を充填する膜、糖、タンパク質の複合体)でつなぎ止められています。

真皮

「しんぴ」と呼ばれ、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸などの繊維で構成されています。
この繊維が老化することがシワの最大の原因と言われています。
真皮に存在する線維芽細胞でこれらが生成されます。
約2mmの厚さが有り、血管やリンパ管、汗腺などの器官があります。

成長因子(Growth Factor)

前出の間葉系幹細胞培養上精液には、細胞の分化や増殖を促進するタンパク質が含まれておりその総称のこと
当方で扱っている美容液には下記の成長因子が含まれています

EGF: 上皮成長因子 (Epidermal Growth Factor)

肌の上皮の成長・再生・修復を行い新しい細胞の生産を促進する効果がある。皮膚のターンオーバーを促進し色素沈着、くすみを修復、予防すると言われています。

FGF:線維芽細胞成長因子(Fibroblast growth factor)

真皮の線維芽細胞の細胞分裂を活性化するため、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸を増加し美白、創傷治癒します。

KGF:角化細胞成長因子(Keratinocyte Growth Factor)

角化細胞の生成、分裂、増殖を促進させ、皮膚のターンオーバーを整えるため水分保持やバリア機能を維持します。頭皮毛母細胞も活性化します。

TGF: トランスフォーミング成長因子 (Transforming Growth Factor)

コラーゲン等結合組織の合成・増殖を促進します。細胞組織の再構築、創傷治癒、炎症、免疫向上に働きかけます。

IGF: インスリン様成長因子 (Insulin-like Growth Factor)

細胞DNA合成を調整します。破壊された細胞再生を助けたり、新たに皮膚細胞を生みだします。

コラーゲン

真皮の構成要素ひとつのタンパク質。
ただしコラーゲンを皮膚に塗布しても、皮下吸収されず表皮層の保湿にとどまる。
成長因子は皮膚の各層に直接働くため働きが異なります。

エラスチン

弾性繊維(だんせいせんい)とも呼ばれ、コラーゲンの繊維を支える役割を持つ繊維。

DDS(Drug Delivery System)ドラッグデリバリーシステム

薬物を必要な量・必要なところに・必要な時間とどまらせることをコントロールする薬物伝達システム。
ここでは、シクロデキストリン(環状オリゴ糖の一種)のカップに必要な成分が封入され、体内や皮膚の所望する場所に必要な成分を届ける技術のことを指します。

PDS(Percutaneous Delivery System)超皮膚浸透技術

九州大学で研究されている皮膚から薬剤をナノ化コーティングし浸透させる技術。
これにより、貼るワクチン、貼るインシュリンなども可能で途上国のワクチン接種による感染問題の改善などが期待されています。

リンク:九州大学次世代経皮吸収研究センター

NMN(Nicotinamide MonoNucleotide)ニコチンアミドモノヌクレオチド

ビタミンB3に含まれる補酵素(コエンザイム)。寿命に関係する長寿遺伝子(サーチュイン遺伝子)の働きが活性化され老化を遅くする働きがあることが確認されています。

テロメア(染色体末端領域)

細胞の染色体の端にあり、細胞分裂するたびに数が減少していくため命のろうそくと呼ばれます。
テロメアを伸張させるテロメアーゼという酵素があり生活習慣やストレスへの対処がこの産出に関わっていると言われています。

リンク:wikipedia テロメア

レスベラトロール

赤ワインに含まれるポリフェノールの一種。近年レスベラトロールがサーチュインタンパク質を活性化することが報告されています。

シリカ水素水

水溶性ケイ素を含んだ水素水のこと。

LP(リポポリサッカライド)

リポ多糖とも言われ、自然免疫を増強する作用があると言われています。

MAP酵素

リゾープスオリゴスポラスという天然のカビから抽出された天然酵素の一種でホルモンバランスを整えると言われています。

医協マーク

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会が認定した商品に貼り付けることが許可されたマークのこと。
医療費の半減を目指して、「健康管理」「生活習慣病の予防」「メンタルヘルス」などを改善する活動を行っている。

リンク:特定非営利活動法人 日本成人病予防協会

モンドセレクション

ベルギーブリュッセルに1961年設立された商品の技術的水準を審査する民間企業。
一定の品質が認められたものに賞が与えられ、それを一定期間表示することができる。

リンク:モンドセレクション公式サイト